日差しにご用心
屋外で活動する機会が増える時期になってきました。
気になるのが紫外線(UV)です。
紫外線の量は季節や時間によって変化しますが、地面の状態によっても違ってきます。
紫外線は空から降り注ぐだけではありません。
地面に反射し、浴びてしきっことがあるのです。
その反射率は草地や土面では数%ですが、アスファルトでは10%、水面では10̃20%、砂浜で10̃25%というデータが気象庁から出ています。
これからの季節、5月~8月はオゾン層での紫外線吸収が少なくなり、紫外線量は多くなります。
1白の中では、午前10時から午後2時に多くなります。
日焼けには、赤くなる「サンバーン」と、黒くなる「サンタン」の2種類があります。
「サンバーン」は、強い紫外線、主に波長が短いUVBにあたると起こります。
ヒリヒリした感覚や熱っぽさを伴って皮膚が赤く腫れ、時に水ぶくれができます。
症状が重くなると、発熱や全身倦怠感、脱水症状が起こることもあります。
「サンタン」は、「サンバーン」が治まって3日目頃から少しずつ黒くなる遅延型黒化と、紫外線の中の波長が長いUVAを浴びて短時間で無くなる、即時型黒化があります。
紫外線を浴び続けると、しわなどの皮膚の老化(=光老化)が進みます。
これは単に加齢による老化が促進されるわけではありません。
光老化は加齢による老化とは、その見た目や皮膚内部の構造変化に這いがあります。
さらに紫外線は皮膚がんの原因になることもあります(=光発がん)。
紫外線は太陽の光の6%を占め、普段の生活でそれを完全に避けるのは不可能です。
もし日焼けをしてしまったら早めの冷却が有効です。
またスポーツドリンクで水分と電解質の補給をし、体を休ませるのも重要です。