ニキビの話

多くの方が、二キピを経験をされたことがあるのではないでしょうか。
思春期に入ったころホルモンの分泌が盛んになると、過剰に分泌された皮脂により、毛穴が詰まりやすくなります。
その中でアクネ菌という菌が繁殖することでニキビが発症します。
一般的に18歳を過ぎるころから徐々に二キビは出なくなりますが、30歳代までは続く可能性があります。
ちなみに、二キビの原因となるアクネ菌は体に悪影響を与える病原菌とは違い、もともと皮膚表面や毛穴の中に存在する常在菌です。
皮膚を弱い酸性にし、病原菌の増殖を抑えるはたらさを担っています。
二キビの原因はホルモンの影響だけではありません。
東洋医学的に考えると、ニキビは、体に何らかの異常があり、全身バランスが崩れた結果生じたサインの一つと見なします。
冷え症や便秘、寝不足、ストレス、胃腸虚弱など、二キピができた原因と考えられる全身バランスの崩れは人によっていろいろあります。
近年ニキどの治療は画期的に進歩しています。
さまざまな塗り薬が開発され、使用選択肢がひろかっています。
また皮脂分泌をコントロールするためのビタミン剤や、アクネ菌を抑える抗生物質を内服する方法もあります。
これらの治療で効果が出やすい人もいれば、改善しにくい人も少なからずいらっしゃいます。
そういった場合、その人の体のどの部分のバランスが崩れ、ニキビというサインが出ているのかを、東洋医学的なアプローチで見極めるのも有効です。
その結果を踏まえ、治療方法を決定していくと効果が出る場合があります。
十分な睡眠や食事バランスに気を付けるといった生活指導は、このような東洋医学的な考え方が含まれているのかもしれません。
全身バランスの崩れは人それぞれなわけですから、二キビという病名だからといって、誰もが同じ漢方薬で同じ効果が得られるものではないのです。

2025年04月01日