ジベルばら色批糠疹
「ジベルばら色粃糠疹というちょっと風変わりな名前の病気をご存じですか。
1860年にフランス人医師ジベルが発見した皮膚病です。
主に10~35歳くらいの若い人に発症しますが、原因はいまだにはっきりとわかっていません。
ウイルス感染による、反応性の皮膚の変化ではないかという説が有力です。
症状ですが、突然、体に指先ほどの大きさの楕円形をした斑点がたくさん現れます。
ひとつひとつの斑点は、バラの花びらのような温いピンク色をしていて、米ぬかのようなカサカサした粉がその表面に付着しています。
発見した医師の名前と現れる斑点の色、形状からこの病名がつけられました。
特徴的なのは斑点の配列です。
体、特に背中において、背骨を中心に左石対称に、あたかもクリスマスツリーのような配列になります。
突然現れたように感じることが多いのですか、斑点の現れる1、2週間前に風邪のような症状が起こることがあります。
また初発疹と言われる、少し大きめの赤い斑点が体に1、2個、最初に出現するケースが多いのも特徴です。
かゆみは、あまり感じません。
あっても軽いのか一般的です。
突然、たくさんの斑点が現れて、驚いて病院にいらっしゃる方も多いのですが、実は、何も治療しなくても3週間~2カ月程度で治ります。
かゆみが強かったり赤みが激しい場合は、飲み薬や塗り薬を使用し対症的に治療します。
それほど心配しなくてもいい病気ということになります。
ただし、この病気に似た他の皮膚病がいろいろありますので、急に体に斑点や発疹が出た場合は、早めに皮膚科受診することをお勧めします。