カブレ
草花などとの接触による,カブレについて少しお話し致します。
カブレは接触皮膚炎といい、皮膚についた物質が炎症を起こすために生じます。
その起こり方によって「アレルギー性」 と「非アレルギー性(一次刺激性)」に分けられます。
アレルギー性の接触皮膚炎は、ある物質にアレルギーをもつ人にその物質が接触すると起こる皮膚炎です。
一次刺激性の接触皮膚炎は、もともと皮膚に障害を起こす性質の刺激物がその濃度や接触時間など条件がそろった時に起こります。
植物によるカブレはアレルギー性の接触皮膚炎であることが多く、ウルシカブレはその代表です。
ウルシカブレの原因は、その名も「ウルシオール」という物質です。
ウルシにかぶれたことがある人は、他の植物にもかぶれることがあります。
マンゴーの果皮やカシューナッツ油、ピスタチオの穀、イチョウ・ギンナンの果肉などがそうです。ウルシかぶれを経験した人は、注意が必要です。
カブレの治療には飲み薬や塗り薬を使用します。
時には注射が必要になるケースもあります。
カブレにおいて、原因を特定し、接触を避けるということは極めて重要です。
何かあった場合は自己判断をせずに皮膚科で相談してみてください。