じんましん

じんましんになったことがある人は、どれくらいいらっしゃるでしょうか。
4、5人に1人は一生の間に1度はじんましんを経験すると言われています。
皮膚にムズムズとしたかゆみとともに、赤くふくらんだような変化(みみず腫れ)が突然現れ、いつのまにかそれが消える。
この症状が全身のあちこちに、出ては消えることを繰り返すのがじんましんです。
このじんましんにはいくつかのタイプが存在していますが、大きく分けて、急性じんましんと慢性じんましんがあります。
急性じんましんは症状が出て1カ月以内のもの、1カ月以上続くものを慢性じんましんと区別します。
急性じんましんや毎回同じきっかけで出るタイプのじんましんは原因を特定しやすいですが、1カ月以上、毎日のように出没するタイプのじんましんは、ほとんどの場合その原因を明らかにすることはできません。
じんましんの語源は「イラクサ」という植物です。
イラクサはイラクサ科に属し、元々本州・四国・九州の低山地に分布する多年草でしたが、最近では北海道でもイラクサが自生する姿がみられるようになりました。
イラクサの茎や葉の表面には細いとげがあり、触ると鋭い痛みを感じます。
これはとげの根元に袋があり、その中にヒスタミンやアセチルコリン、セロトニンという化学物質が含まれているからです。
とげに触り、その袋が破れて液体が皮膚に付着すると痛みとともに皮膚が赤く腫れます。
イラクサは別名「壽麻」と言います。
イラクサに触れた時に見られるような赤みや腫れが現れるので、尋麻疹と名付けられました。
じんましん全体の7割以上は、原因がわからないタイプです。
残念ながら、原因を特定する検査も確立されていません。
ただし、多くの場合、睡眠不足や疲労、ストレスはじんましんを悪化させる要因なので、なるべく避けるようにしましょう。
治療の基本は抗ヒスタミン薬などの内服薬です。
ある程度の期間飲み続ける必要があります。

2026年11月05日